霧ヶ関

久し振りに「白い巨塔」をざーっと読んでみました。
この話、単なる勧善懲悪ではないんです。。端から見ると悪者の財前教授は最後には癌で亡くなるし、かといって善人の里美君は僻地に左遷されそうになったり宙ぶらりんな立場にされたりだし。。。。山崎豊子氏は何が良くて何が悪いかは教えてくれないみたいです。「華麗なる一族」では善人っぽい長男は自殺して、悪いっぽい父親は結局自分の銀行をもっとでかいところに喰われちゃうし。。。。

勧善懲悪なら、悪い者は徹底的に不幸になるし、良い者の最後はハッピーエンドのはずなのに。
必ずしも正直な人が幸せにはならんみたいです。どっちかっていうと、もともと力のあるでかいとこ(大学の学長とか大蔵省の官僚とか)が「しめしめキャワサキキャワサキ」な状態になることが多くて、あーあって感じです。


僕は一体あの小説から何を読み取れば良いんでしょうか。。。
結局頑張って生きるしかなさそうです。それか自分がとてつもなく大きな権力の上に座るかどっちかですね。



そうそう、眼鏡買い換えたいな。
コルトンにZoffがあったはず。だれか行きません?